上司は思いつきでものを言う

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)

上司は思いつきでものを言う (集英社新書)

進化変化改良は現状否定でもあるので、現状を築いてきた上司の立場の否定であり、だから意見提案などは却下しなくてはならない。その提案が良質であればあるほど、否定理由のねつ造にやっきになる。これも思いつき。
サラリーマン社会の現状をグサグサと突き刺すような文章文体で、ついつい引き込まれて一気に読んでしまった。けっこう思い当たることが多かった。原因は人と言うよりも組織の問題で、その背景の考察が非常に興味深かった。