志太泉 H15BY 仕込み35号 純米大吟醸原酒中汲み

あれ、杜氏が変わっているぞ。ちょっと心配だけど、どうだろうか。

  • 香りは素晴らしい。グラスに注いだ直後から、大吟醸らしい吟香が漂ってきた。匂いだけで、ごちそうさま。なんか飲むのが怖いな。
  • 少し舌に乗せてみて、あれ、普通に美味しい感じだ。志太泉らしいクリーミーな味わいが感じられないぞ。神経を味覚に集中して味わうと、あのクリーミーっぽい感じは残っているようには思うのだが、そう期待しているからだろうか。
  • 舌触りは柔らかいのだが、すぐに濃いめの地酒の味がしみ込んでくる。その濃いめの味は、普通なら熱さ(ホット)を感じるのだが、この酒では冷たさ(クール)のような物を感じる。濃いながらも切れのある味わいで、これはこれで美味しい。飲んでいて、うなるような味わいだな。
  • 記憶していた味とはかなり変わってしまったが、けっこう興味深い味になったものだ。これは美味い。のだが、あの独特なクリーミーさはもう飲めないのだろうかと考えると、かなり残念。

志太泉の最高峰「泉」の一年物が冷蔵庫にあるので、時期的に昔の味だと良いな。じゅんチームの納会に持って行こうと思っていたが、それは止めて、自宅でじっくりと味わうことにしよう。