ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』を読む
- 作者: 野矢茂樹
- 出版社/メーカー: 哲学書房
- 発売日: 2002/04/01
- メディア: 単行本
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いやー、なんつーか、しびれますね。OOとかでモデリングする人にとっては、世界の認識の方法が書いてあるような物だから、魂が共鳴しちゃうかもしれませんね。カッコイイというか綺麗すぎるけど。
本書は原典の読み方が書いてあり、原典を読み進めるにあたって理解を深めるための説明や、誤解しやすい点への注意や、当時の時代背景などが記述されています。また、後年のウィトゲンシュタインは論理哲学論考の一部に誤りがあることを認めたわけですが、その誤りを修正しても大筋に変更が無いことが記述されています。
本書を読んで満足しちゃったのと、原典を読解するのは大変そうなのが分かったので、どうしたものかな。予定では、この本の次に原典(翻訳版)を読むつもりだったんだけどね。