WEB+DB PRESS Vol.23

Web+DB press (Vol.23)

Web+DB press (Vol.23)

  • 作者: 秦野克彦,脇本純一,石井達夫,守屋利之,岡本隆史,大酒桜子,きしだなおき,Linda DeMichiel,尾島良司,猪股健太郎,藤原研作,大和謙真,黒枝真,笹塚清二,谷本哲,筏井哲治,金沢祐悟,中村武徳,林大八,西坂大介,羽生章洋,小山浩之,稲葉香里,岡田繁雄,青木努,加藤大受,縣俊貴,WEB+DB PRESS編集部
  • 出版社/メーカー: 技術評論社
  • 発売日: 2004/10/18
  • メディア: 単行本
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パソナテックキャリア道場

正社員と派遣社員の違いなど。スキルや報酬では派遣社員、安定性や人間関係では正社員の方が良いようだ。
私はスキルを重視するので派遣社員の方が向いているかなと思っていたけれど、最近は別の理由で正社員の方が良いかなと考えている。プロジェクトでの各種決定の権限が欲しいので、その権限の行使に相当する責任ある立場に居たい。それには派遣社員では無くて、正社員なのかなと。
欲しい決定権といっても、Seasarを採用する、とかいう程度だけど。あとは後ろ向きに、デスマ職人を排除できる権限とか言ってみる。

きれいなプログラムは書けますか?

「見た目」と「表現」という視点に対して、「規則性」と「簡潔さ」があるプログラムが、きれいなプログラムであると定義される。オブジェクト指向言語においては、デザインパターンを適切に使用していると、きれいなプログラムと考えられる。既存のプログラムに、デザインパターンなどを適用して綺麗にすることもでき、それをリファクタリングと言っている。
続いてリファクタリングについて、その歴史から掘り下げて説明し、Eclipse3.0のリファクタリング機能の説明になる。7個のリファクタリング操作が、具体的に説明されて、それなりには分かりやすいが、やはり紙面の限界を感じた。実際に操作しながら読めば、より良く分かったとは思うが、電車では無理だ。
次は、Eclipseのコードアナライザ・プラグインとして、FindBugsとPMDの説明。FindBugsは125種類のバグパターンを発見するプラグインで、使ってみたくなった。PMDは96個のルールにもとづき問題を探すプラグインだが、ちょっと使い方が難しそうな感じ。
最後はコードカバレッジで、C0、C1、C2という網羅レベルを説明してから、ツールを紹介している。GroboUtilは、Antで実行してHTMLレポートを出力するようだ。Cloverは、Eclipseプラグインで、実行されていないコードの強調表示などが良さそうだが、ライセンスが好きじゃないな。JCoverage+djUnitも機能的もライセンスも良さそうなので、インストールして試してみたい。JUnitのテストケースが、ソースコードを網羅していることを確認するツールが欲しかったので、ちょうど良さそうだ。

JooReportsを使ってみよう

OpenOffice.orgJooReportsの部品を組み込むと、データ表示用のメニューが追加される。あとは普通にドキュメントを書きながら、動的にテキストを入れ込みたい部分にJooReportsの部品を置いておけば、プログラムからレポートを作ることができるそうだ。そして、それをPDFなどで出力することも出来る。
簡単なドキュメントから説明を初めているが、凝ったデザインのサンプルも紙面には掲載されていて、おー!こんなのも作れてしまうのか、と驚いてしまった。サーバサイドでのレポート作成がずいぶんと楽になりそうだ。そういう仕事があったら使ってみよう。

イマドキJava-DBプログラミング入門

オブジェクトとRDBのミスマッチという、いつもの話から始まる。O/Rマッピングの種類も紹介され、けっこう種類があることを知った。この半分くらいかと思っていた。
続いてEclipseHibernateを使った開発ということで、設計ツールとしてClay、リバースエンジニアリングツールとしてMiddlegenを使っている。ClayはHibernateと連携してないので、ただの紹介に終わっているのが惜しい。
そして、JDBC4.0の紹介もある。いろいろ追加されているが、その中でRowSetについて詳しく説明されている。キャッシュすることでオフラインでも使うことが出来るそうで、そういった要求が簡単に実現できそうに見える。また、StatementやResultSetなどが表に出てこないので、close()とか忘れがちなことを気にする必要が無いことは良い。
最後に、EJB3.0の紹介。コードとしてはシンプルになっているが、いろいろなアノテーションが追加されているので、それを覚える必要があるのかな。

.NET開発ノウハウ大公開

いままで興味の対象外だったので、まったく知らなかった。本章の導入部分がアジャイルとかだったので、とりあえず読んでみたら、.NETも悪くは無さそうな印象を受けた。でも、仕事で使うことは無さそうだな。

PostgreSQLのストアドプロシージャとトリガ

けっこう分かりやすく書かれていると思った。ストアドプロシージャのデバッガが欲しいのですが、誰か作ったりしてないのかな。

オープンソースDBを上手に使う現場の苦労と工夫

MySQLの事例、特にチューニングポイントは参考になった。一度くらいは使ってみたいのだが。

ケータイサイト構築の虎の巻

携帯向けのWebサイトを構築するのなら必読でしょう。各キャリアごとに違いがあるのは当然だけど、各端末ごとでも制限事項が微妙な異なっていて、そういった事も非常に細かく記述されている。そして、それらで最低限の制限を守るように作れば、他の端末でも見ることができるので、その最低限とはどういう制限かというのが説明されている。とても実用的な記事だった。

徒然PostgreSQL散策

マテリアライズドビューをトリガを使って作ってしまおうという記事。いままでの開発経験では、マテリアライズドビューを必要とする案件は無かったのだが、そういう性能要求もあり得ると思う。その時には参考にしたいとは思うが、できればPostgreSQLが標準でサポートして欲しいものだ。