データベース設計のためのUML

データベース設計のためのUML (OOP Foundations)

データベース設計のためのUML (OOP Foundations)

  • 作者: エリック・J・ナイバーグ,ロバート・A・マクシムチャック,長瀬嘉秀,今野睦,株式会社テクノロジックアート
  • 出版社/メーカー: 翔泳社
  • 発売日: 2003/09/13
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
  • 購入: 1人
  • この商品を含むブログ (2件) を見る
UMLRDBの設計はできないのか?→できます。という帯の付いた本。
EABヘルスケア社のシステム構築を例として、UMLを使ったオブジェクト指向分析設計の手順を記述し、その中でデータベース担当者が注意すべきことをコラムとして補足説明している。そのような事に本書の半分弱を費やしており、それらはRDBとは関係ない。また、UMLの図も、UMLの仕様に無い記号が使われているように思う。
本書の中盤からRDBへの変換の話題が出てくる。サブクラスをテーブルにマッピングする方法は3種類あるそうで、それぞれについて簡単に説明してある。

  1. クラスごとに1つのテーブル
  2. 具象クラスごとに1つのテーブル
  3. 階層ごとに1つのテーブル

続いて「UML Profile for Database Design」が取り上げられるが、表記法が説明されてから、全体のまとめに入ってしまう。そして、残りの半分弱のページには、EABヘルスケア社のUMLモデルがたくさん印刷されている。
私は、オブジェクト指向UMLは知っていて、RDBを使う場合にどうするのかが本書のテーマかと思っていたのだが、その部分のページ数が少なくて残念。