UML PRESS Vol.3

プロジェクトに成功するためのUMLの使い方 PART1
電子湯沸ポットを例題に、3チームでUMLを使って分析して、それぞれのチームごとに成功/失敗の要因分析を行う記事。なんか、説明のための作られたシナリオ、いわゆるヤラセって感じがにじみ出ていて、説得力が感じられなかった。また、組み込み系のモデリングなのに、クラス図から始めているのが、そもそもの失敗だと思う。
プロジェクトに成功するためのUMLの使い方 PART2
前に一緒に仕事をした土屋さんの記事じゃないか。UMLアンチパターンは、いろいろと苦労が伝わって来ます。開発プロセスはRUPの説明で、その中でもガイドラインを推奨しているのが良いな。また一緒に仕事をしたいものだけど、別カンパニーになったんで無理っぽい。残念だ。
UML技術者はなぜ育たないのか
日本と外国の教育の違いと、その歴史がかなり痛い。また、プロジェクトでこそモデリング実践力を養成できるという記事は、まさにその通りだと感じている。プロジェクトから離れて半年くらいかな、どうも分析能力が落ちたような気がしてならない。
UML再入門
それぞれの図の関係や使いどころを、分かりやすくとは言えないけれども、きちんと理解できるように、お茶を濁さないで説明している。本文中には出ないけれど、UMLメタモデルを元にして、それぞれの関係を説明しているので、それが原因で取っつきにくい内容になっている。とはいえ、いつかは通る道なのだから、これはこれで良いと思う。
珠玉のMDAを知る
コードの自動生成だけが目的ではないそうだが、やはりそれを期待してしまう。ツールの紹介記事が画面のスナップショット付きで興味を引かれるのだが、コードの自動生成のためには、たくさんの図を書かなくてはならないような印象を受けた。やはり、まだまだこれからなのかな。
UML2.0に迫る
UML2.0の変更点のまとめ。分かりやすい記事だけど、この内容は他誌などで何度も見たし、ほとんど同じだった。まぁ、仕方がないか。